子供服や子供靴をオリジナルで製作したいと思った時に、一番難しいのが「サイズ」について。日々成長する子供の服を選ぶには、きちんとしたサイズ表記がとても重要なため、製作する側もそのサイズの詳細についてきちんと把握しておく必要があります。せっかく作った服も、「ぴちぴちで着れなかった」「思ったよりダボっとして格好悪かった」とサイズが合わなければ、リピートにはつながりませんよね。

そこで今回は、子供服や靴などキッズ商品を製作する際に重要なサイズ表記について徹底解説します。これを読めば、購入者との齟齬を減らし、信用あるキッズ商品を作ることができますよ。

子供服・靴サイズ表記とは?

メーカーや国によってサイズ表記が異なることがありますが、基本を事前におさえておけば大半のサイズ感がわかります。今回は、国内と海外の子供服のサイズ表記についてお伝えします。

国内メーカー品の子供服は、身長別表記

まず知っておいてほしいのが、国内メーカーのサイズは、基本的に身長別で表記されているということです。つまり、このような表記になります。

身長70cmの子供の場合→70サイズ

以下表の通り、サイズ表示は10刻みで、大体「サイズ表記±5㎝」までの身長がジャストサイズです。その他子供の平均的な月齢・年齢や体重もサイズ表示に当てはめていますが、成長スピードはそれぞれ異なるため、あくまで参考までに。

参考年齢 サイズ表記 身長 体重
0~6か月 50 60 50~60cm 3~6kg
6~12か月 70 60~75cm 9kg
1~2歳 80~90 75~90cm 11~13kg
2~3歳 90~95 90~95cm 13~14kg
3~4歳 95~100 95~100cm 14~16kg
4~5歳 100~110 100~105cm 16~18kg
5~6歳 110~120 105~115cm 18~20kg

子供服を作るときには、まず身長何センチぐらいのものを作るかを想定し、製作後は寸法や服の特徴などを詳細に表記することをおすすめします。

海外メーカー品の子供服は、国によりサイズ表記異なる!

先ほど国内は、身長別でサイズが表記されると説明しましたが、海外メーカー品は国によって表記方法も異なります。海外のものを参考に製作する場合は、サイズ感やその特徴をおさえておきましょう。今回は、国内で購入できる代表的な海外メーカーを採り上げながら、サイズ表記をチェックします。

➀アメリカ

アメリカの子供服メーカーといえば、子供服最大手の「carter’s(カーターズ)」「カーターズ」の姉妹メーカー「Oshkosh(オシュコシュ)」や、大人も大好きな「GAP」があげられます。アメリカンサイズは全体的に丈が長く、細身な作りが特徴です。

サイズは、月齢・年齢表記が基本で、「Month=月齢」の「M」、「Toddler(トドラー)=幼児」の「T」が数字の後についています。

参考年齢 サイズ表記 日本サイズ
0~3か月  3M  50
3~6か月  6M  60
6~9か月  9M  70
9~12か月  12M  80
12~18か月  18M  80,90
18~24か月  24M  90
1.5~2歳 2T 95
2~3歳 3T 100
3~4歳 4T 110
4~5歳 5T 110,120
5~6歳 6T 120

また、子供靴についてはアメリカ・インチの表記を使っています。イギリスとそのほかのヨーロッパ諸国のサイズとあわせてチェックしてみてください。

日本 US UK EUR
8.0 0
8.5 0.5 0 16
9.0 1 0.5 16.5
9.5 2 1 17
10.0 2 1 18
10.5 3 2 18
11.0 4 3 19
11.5 4 3 19.5
12.0 5 4 20

②フランス

フランスの子供服メーカーといえば、「Bonpoint(ボンポワン)」「 BONTON(ボントン)」や「Petit Bateau(プチバトー)」があげられます。他の国より全体的に小さめの作りになっているのが特徴です。

フランスもアメリカ同様、月齢・年齢表記が基本です。「M」は「mois(モア)=月齢」、「A」は「ans(アン)=幼児」を意味します。


また、子供靴については、ヨーロッパサイズを採用しているため、以下表をご参照ください。

サイズ表記 身長
N46 47
NAI  50
1M  54
3M  60
6M  67
9M  71
12M 74
18M 48
24M 50
36M 52

フランスの靴もサイズ表記が異なるので注意しましょう。

日本の表記 フランスの表記
15cm 24
15.5cm 25
16cm 26
16.5cm
17cm 27
17.5 28
18cm 29

③イギリス

イギリスの子供服メーカーといえば、プチプラの「NEXT(ネクスト)」、老舗の高級スーパーの「Marks & Spencer(マークス アンド スペンサー)」「Boden(ボーデン)」などがあげられます。

イギリスのサイズは、アメリカと同じ表記で、丈が長めの特徴も一緒です。ただ、身幅大きめの作りになっている点が異なり、全体的に余裕のあるサイズ感のものが多いです。

一方子供靴については、イギリス・インチの表記を使っており、アメリカ・インチと若干異なるため、さきほど紹介した表をご参照ください。

④韓国

最近流行りの韓国の子供服。人気なメーカーは全てプチプラで、「Bee(ビー)」「monmimi(モンミミ)」、「JoliBebe(ジョリベベ)」などが挙げられます。韓国のサイズ表記は、月齢・年齢が基準で、「〇号」と書かれています。

韓国は「数え年(生まれた時を1歳とする)」を使っているため、1歳のずれがあることを覚えておきましょう。たとえば2歳の子供向けの服といったら「3号」という表記が相当します。

子供靴については、「ミリメートル(mm)」を採用しています。たとえば11.5cmの場合、115㎜と表記されます。比較的わかりやすいですよね。

韓国の子供服や靴は、特にただ、メーカーによるサイズ感のバラツキがあるため、商品詳細をよく読むことが必要ですよ。

このように海外メーカーの子供服・靴は、国より異なるため、表を参照しながらサイズ感を把握することをおすすめします。

また、子供服といっても、ベビーからキッズと幅が広いです。ベビーはキッズサイズより作りが小さい一方、オムツを履く前提でお尻の部分に余裕があるのが特徴です。キッズサイズは、もちろん全体的に大きめの作りなりますが、体にフィットするようなサイズ感になっています。

子供服・靴のサイズ表記の基本を知り、大体のサイズ感を把握しよう!

子供服や子供靴は、ベビーおよびキッズサイズのものを含み、メーカーや国でそれぞれサイズ表記の基準が設けられていることがわかりました。

一見とても複雑そうに見えますが、サイズ表を参照しながら大枠のサイズ感を把握してもらえればと思います。そしてさまざまなサイズのラインナップの製作に役立ててもらえれば嬉しいです!

(ライター:藤森蓉子)

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